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がん検診を受ける目的は?

2015.01.29 ガン

日本人は3割ががんで命を落とします。

もちろんがん検診を受けるのはがんで死なないことが最大の理由です。

しかし、それだけではないんです。

私が30年ほど前に消化器外科医になったころは今のような縮小手術や内視鏡手術はありませんでした。

胃がんの手術は3分の2の切除か全摘出術しかありませんでした。

大腸がんも小さいがんでも開腹して大腸ごと切除していました。

乳がんは全例が乳房の切断術でした。

今でもがんが進行していればこれらの手術を受けることになります。

しかし、多くの場合特に1,2年に一度の検診を受けている場合は比較的早期に診断されますので以下のような体に負担の少ない手術で治すことができます。

胃がんや大腸がんは半数が内視鏡で切除し数日の入院で帰宅できます。

乳がんは3人に2人は乳房温存手術で済み数日の入院です。

もちろんがんは怖い病気ですが、検診を受けていれば一部の難治性のがん以外は高率に治癒を目指せます。

がん検診を受けるもう一つの目的はがんをより少ない負担で治すことなんですね。