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ヘリコバクター・ピロリ菌が陽性だった場合どうしたらいいでしょうか

2017.04.24 ガン

- 除菌治療を受けましょう -

来院時に説明させていただいたように日本人はヘリコバクター・ピロリ菌の保菌者が多く、胃がんの発症しやすい環境ということができます。年間13万人が発症し5万人が死亡しています。

保菌率は年齢に比例します。年配者ほど陽性率は高いのです。

また30歳代以下ではほぼ100%、50歳代でも90%と多くの年齢で除菌による胃がん予防効果が高いことがわかっています。

できれば30歳代、40歳代までに検査を受けて陽性時には除菌したいものです。

ヘリコバクター・ピロリ菌が陽性で除菌治療の指示がありましたら、近隣の胃腸科に受診していただきます。

胃カメラで慢性胃炎(表層性胃炎、萎縮性胃炎)の所見があり、ヘリコバクター・ピロリ菌が陽性であることが表記されている検診結果をお持ちになれば、除菌治療を保険で受けることができます。

除菌治療は3種類の薬を朝晩2回内服します。

服用し終わって2か月以上経ったらまた同じ医院に受診してヘリコバクター・ピロリ菌の除菌がうまくいっているかを確認していただきます。

除菌出来ていればそれで終了です。

除菌は1回目で95%ほどの成功率ですので、5%の方が失敗します。

その場合は2次除菌をすることになります。

2次除菌は少し薬が変わりますが、7日間朝晩の服用は同じです。

服用し終わりましたら、また2か月以降に除菌ができているか確認していただきます。

2次除菌でも失敗した場合は、3次除菌をする選択肢がありますが、保険が効かず効果が確率していないので、主治医とご相談していただいた上で受けるかどうか決めましょう。