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海外からの人間ドック受診

2014.06.10 人間ドック

当院の人間ドックの特徴の一つは海外在住の日本人の方の受診が多いことでしょうか。

アメリカ、カナダ、中国、ベトナム、東南アジア、オーストラリア、イギリス、スイス、香港、オランダ、トルコ等々この3カ月でもこれらの国から来院されています。

人間ドックや定期的な健康診断は日本特有のものです。欧米では若い女性の子宮頸がん検診と乳がん検診は受診率が高いですが、それ以外に病気でない状態で医療機関で健診などの検査を受ける機会はありません。

色々な理由が考えられますが、海外の診療や検査の費用が高いことが最大の原因です。

世界一医療費の高いアメリカでは健康保険が適応されても実際に支払うのは胃カメラは2000ドル、CTは10000ドルです。入院は通常1日2000ドルの自己負担となります。保険診療でもこの値段ですから保険外ではどうなるのでしょう。

カナダやオーストラリアは医療費の自己負担はありませんが、健康診断はありません。自費で受ければやはり高額な費用になります。保険診療もまず家庭医を受診してその後に各専門の科に紹介されるので手間と時間がかなりの負担になります。

つくづく日本にお住まいの方が医療の点で恵まれていると感じさせられます。

また、日本の医療は費用設定が抑えられているので自費診療でも負担は少ないと言えます。したがって海外から来て健診を受けて必要な治療や検査を追加で自費で受けても海外で受けるより安くなります。

残念なことに日本でのがん検診受診率は3割を切っています。
がんを発症しやすい高齢者程受診率は下がります。
すべて無料にもかかわらずです。

海外に行って初めて日本の医療制度のありがたさを実感される方が少なくありません。

日本での当たり前は世界では特異なことなんですね。