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ピロリ菌の新情報

2014.06.14 医学一般

昨日ピロリ菌を研究されている先生の講演をお聞きしました。

昨年の2月に慢性胃炎を胃カメラで確認した場合にピロリ菌の有無を調べて除菌することが保険適応となりました。

これまでは胃および十二指腸潰瘍の方のみが対象でしたが、除菌により胃がん予防効果が確認されたために適応が拡大されたわけです。

講演の一番のポイントはピロリ菌が関与しない胃がんはわずかに1%ということでした。

そしてその胃がんの特徴は胃にピロリ菌による萎縮性胃炎がない場所にでき、色が退色(白っぽい)しているので胃カメラで見つけやすいそうです。

30歳代までに除菌すればほぼ胃がんは発症しませんが、それ以降の年代は除菌しても胃がんの発症の可能性はありますから胃カメラでの定期的な観察が望ましいと言えます。

現在小児のピロリ菌保菌率は極めて低いので将来は胃がんという病気は日本には存在しなくなる可能性があるわけです。

医学の進歩はすばらしいですね。