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メタボリック・シンドロームの治療継続の難しさ

2014.05.10 医学一般

血圧をはじめとしてコレステロールや糖尿病の治療の特徴は、薬を飲んでも何も症状としてのメリットはないことです。

じんましんになったり風邪を引いたときに内服薬で症状が軽減すると薬の効果を確認できます。

 しかし、血圧などの薬は飲んでも感じることの出来るメリットがありません。

グラフを見れば高血圧を放置する事の問題が分かりますが、日常ではなかなかこんなデータに接する機会はありません。

考えてみれば月に一度通院して薬を処方してもらい薬局で待って薬を受け取るのは面倒なことではあります。

実際に健診や人間ドックに毎年来られていて高血圧の治療をおすすめしても放置したり数ヶ月で内服を中断してしまう方を多数お見かけしています。

臨床のデータと自分が脳梗塞になる可能性があるということがなかなかリンクしないのは無理からぬ事ではあります。

納得して治療を続けるための方法の一つとして血圧自己測定をおすすめしています。

起床後トイレに行っていただいて30分以内に椅子に座った状態で測定します。あまり時間が経ったり動き回ってしまうと正確に測定出来ないので通常はトイレ後15分ほどテレビか新聞を座って見ていただき、それから測定します。

測定し慣れるまで2週間ほど掛かります。

135/85が目安になります。糖尿病などのメタボリック・シンドロームが他にある場合はさらに厳しい基準になります。

ご家族に高血圧の患者さんがいる方、健診で高血圧を指摘された方は是非自己測定を始めてみましょう。

http://kanja.ds-pharma.jp/health/ketsuatsu/complete/complications/co02.html