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ヘリコバクター・ピロリ菌の保菌者の中で糖尿病を合併していると胃がんに罹りやすくなる

2014.09.05 医学一般

久山町研究での検討結果から、第52回日本癌治療学会学術総会(2014年8月28日~30日、横浜市)にて、九州大学大学院医学研究院環境医学分野の池田 文恵氏が発表

胃がん発症の原因の99%はヘリコバクター・ピロリ菌であることが近年の研究で明らかになっています。
そして、胃がん発症の促進因子として喫煙は知られていますが、この研究では食後高血糖の異常が比較的軽度の段階から胃がん発症の可能性を上昇させることが分かりました。

人間の体内では1日に数千個のがん細胞ができています。
しかし、免疫機能は正常に働くので通常はがんを発症しないのです。

糖尿病や食後高血糖の状態では免疫が十分に働かないことが確認されており、これが糖尿病での胃がん発症促進の原因と考えられます。

免疫は不規則な生活・食事、ストレス、運動不足等でも低下します。

糖尿病でなくても、健診で血糖値が高めと言われた場合は、ヘリコバクター・ピロリ菌の有無を確認し陽性なら是非除菌治療を受けることをおすすめします。
もちろん高血糖に対する食事療法・運動療法も並行して行いましょう。

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