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「前田健さんの死に思う」

2016.04.27 メタボリック・シンドローム

死因が当初は不整脈といわれていましたが、虚血性心疾患が直接の原因の様です。

不整脈から虚血性心疾患になることはあまりありません。
通常は高血圧症、糖尿病、脂質異常症(高コレステロール血症。高中性脂肪血症)などのメタボリックシンドローム、喫煙、ストレス、肥満などによって動脈硬化が進行し断続的に狭心症発作(胸痛や左肩の痛み、腹痛、背部痛)が起こり、放置すると心筋梗塞に移行しリスクが高まります。

女性は閉経までは女性ホルモンに守られてメタボリックシンドロームは発症しにくいことがわかっています。
男性ホルモンが多い方ほどメタボリックシンドロームになりやすいのです。

当院の人間ドックには若い方も来院されますが、40歳以下でもメタボリックシンドロームになっている方は少なくないのを実感しています。
血液のデータが当日に分かるので該当する場合は食事・運動療法の具体的な指示と体重、腹囲の目標を設定して頑張っていただいています。
ある程度以上の異常データの場合は再検査や治療の指示を当日に出すようにしています。

晩婚化、共稼ぎの増加によって30歳代の男性の食生活はバランスを欠くものになってきています。

通常は若い方でも会社検診を受けることができますが、ご自身がスルーしてしまったり会社が受けさせることに積極的でない場合もあります。

肥満があったり体重増加が進んでいる場合は率先して最低限の採血の検査だけでも受けるようにおすすめしたいと思います。