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インフルエンザ   ー予防によい食べ物・飲み物ー

2019.02.06 未分類

大分収束しましたが、まだまだインフルエンザの流行は止まりません。

【インフルエンザはなぜ、冬に流行するの?】

今年もインフルエンザが猛威をふるう季節がきました。今年は例年より2週間も早い流行となっています。寒さが急激に厳しくなったことと、雨が少なく外気が乾燥していることが関係しています。
インフルエンザの原因となるのは、ウイルスです。外気が乾燥すると、ウイルスの水分も蒸発して軽くなり、空気中に浮遊しやすくなります。その軽くなったウイルスを人が呼吸の際に吸い込み、口内や鼻の粘膜などに付着させるのです。
通常、人の口内や鼻の粘膜は湿度が高く、潤っています。ところが冬は外気が乾燥しているために、のどや鼻の粘膜も水分量が減って傷がつきやすくなっています。その粘膜の亀裂から、ウイルスは身体のなかに入り込んでいきます。
ですから、インフルエンザの予防には、室内を乾燥させないことが大事。湿度が40%以下になると、ウイルスは室内を30分間も浮遊し続けるといいます。
また、1回の咳で飛び出すウイルスの数は約10万個とも。学校での学級閉鎖が相次いでいますが、暖房によって空気が乾燥し密閉された空間で、数十人がともに生活するような教室内では、感染者が1回咳をするだけで、ウイルスは蔓延してしまうのです。
また、冬の寒さも、インフルエンザの罹患者を増やす一因です。
人の身体は体温が下がると、免疫力も低下します。免疫とは、ウイルスなどの外敵が体内に侵入してきた際、ただちに排除して身体を病気から守る人体システムのこと。冬は外気の寒さから、体温が下がりやすくなっています。そのために、インフルエンザウイルスに対する抵抗力が落ちやすくなっているのです。

インフルエンザの予防は、ワクチン、休養、バランスの良い食事、体を冷やさない、帰宅時の手洗い、加湿、感染空間でのマスク着用です。

今回は食事について解説しましょう。

【〝卵かけご飯〞でインフル予防】

予防にもっとも大事なのは、ふだんから免疫力を高めておくこと。たとえウイルスが体内に侵入してきても、免疫の排除力が上回っていれば、発病を防ぐことができます。
人体の免疫の約7割は腸に集中しているといわれます。腸は、最大の免疫器官です。そこで免疫力を高めるには、腸によい食事が大事。そのためには、「食物繊維の豊富な野菜をとって腸の働きをよくし、ヨーグルトや味噌、キムチなどの発酵食品を食べて腸内環境を整えておくとよい」とは、よく語られるところです。
加えて、卵にも注目しましょう。卵には、腸の働きをよくする栄養素、グルタミンが含まれます。グルタミンは小腸の粘膜細胞の大切な栄養源です。これが不足すると粘膜細胞の働きが低下し、免疫力も落ちやすくなるのです。
グルタミンは、アミノ酸の一種です。もともと人体は、グルタミンを自らつくり出すことができます。しかし、ストレスの多い生活を送っていたり、激しい運動をしたり、風邪などを引いたりすると、体内での消費量が増え、自前の生成だけではたりなくなるのです。そのため、日々、食事から補ってあげることが、風邪予防には大事です。
ただし、グルタミンは熱と酢に弱いという性質を持っています。ですから、グルタミンの摂取を考えたら、卵は生で食べるのがいちばん。たとえば卵かけご飯は、とてもよい「インフル予防メシ」といえるでしょう。
グルタミンは、肉や魚、海藻、トマトなどにも含まれます。刺身や、海藻とトマトのサラダなどもおすすめです。
なお、免疫力の向上には、ビタミンAやビタミンC、たんぱく質、ミネラルなどの栄養素も欠かせません。グルタミンだけでなく、こうした栄養素も必要です。よって、インフルエンザの予防には、バランスのよい食事を心がけながら、そこに生卵を1個加えるとよいと思います。

【休憩時には緑茶でリラックスを】

インフルエンザの予防によい飲み物は、緑茶です。
緑茶に豊富なカテキンという栄養素には、インフルエンザウイルスを不活化(感染性を失わせること)する作用があると知られています。
加えて、緑茶にはリラックス効果があります。これはテアニンといううま味成分によるもの。緑茶を飲むと、ホッと心がなごむのはテアニンの効果です。
ストレスは免疫力を低下させる要因になります。休憩時には緑茶を飲んでホッと一息つくことも、風邪予防に大切な行動といえるでしょう。
なお、インフルエンザの予防に緑茶をいかすには、こまめに飲むことをおすすめします。一日数回にわけて飲むことで、ウイルスへの抵抗力の維持を期待できます。

【寒くても外に出て、日光を浴びよう】

体内のビタミンDの量が減ると、インフルエンザに感染しやすくなる、ということも、最近よくいわれています。
ビタミンDには、免疫の働きを整える作用があるためです。
人の身体は、ビタミンDを自らつくり出す力があります。それには、日光に当たることが必要です。人体は日光に当たることで、ビタミンDを生成します。
ところが、冬は寒さゆえに活動量が減り、外で過ごす時間も短くなります。そのために、ビタミンDの合成力が落ちてしまうのです。
しかし、インフルエンザを予防したいならば、元気なときには外に出る時間を増やし、太陽の光をたっぷりと浴びることです。
ビタミンDは、食べ物からも摂取できます。あんこうやきくらげ、しらす干し、いわし、干ししいたけ、卵黄などに含まれます。冬は鍋のおいしい季節です。鍋にはあんこうやきくらげ、干しシイタケをぜひ使いましょう。また、しらす干しは日常的に食べておくとよいでしょう。
なお、ビタミンDは、脂溶性という性質をもっています。脂に溶けだしやすく、熱に強いので、加熱しても壊れる心配はありません。