喫煙による肺の損傷は年齢と共に進行します。
肺機能検査にて肺年齢を測定し、肺の状態を把握します。
胸部CTの所見と照らし合わせることでCOPD(慢性気管支炎、肺気腫)の診断にも有用です。
喫煙の問題は多岐にわたります。
現在、日本での臓器別がん死亡数で肺がんは1位を続けています。肺がんの一番の原因は喫煙です。
また、COPD(慢性気管支炎・肺気腫)の原因の一番も喫煙です。
この疾患により在宅酸素療法(HOT)を受ける患者数は12万人に達してしまいました。
在宅酸素療法に掛かる医療費は毎月約8万円で患者さんの経済的負担は軽視できません。
喫煙による肺の損傷の度合いを把握することは重要です。特に、ご自身で喫煙される方はぜひ肺年齢を測定してみてください。
喫煙本数が多い方は肺年齢が進んでいるかもしれません。
女性の20人に1人が罹る乳がんには超音波検査が威力を発揮します。
あわせて自己検診のご指導をいたします。(希望者の方のみ)
一生の間に日本人女性の20人に1人が乳がんを発症されることをご存知でしょうか。
そして発症のピークは45歳です。
近年、乳がん医療は格段の進歩をみせ、診断率、治癒率、生存率ともに改善を続けています。
腫瘍径が2㎝以下であれば乳房温存手術を選択できる可能性が高くなります。つまり乳房を切除することなく乳がんを治癒できるのです。
但し、そのためには乳がんの発症が始まる30歳代半ばから自己検診と年一回の乳がん健診を受けていただくことが重要です。
自己検診では1㎝位から、乳がん健診では5㎜位から乳がんを診断できます。
つまり発症しても温存手術で治せる可能性が高くなるわけです。
院長は東京女子医科大学で外科医として勤務していました。あまり知られていませんが乳がんの診断、治療を担当するのは婦人科ではなく外科医なのです。
乳がん健診は超音波でいたしますが、同時に自己検診の方法をお教えして習得していただいております。