人気の大腸カメラ

がんによる臓器別の死亡数は男性が胃がんが2位、大腸がんが3位、女性では大腸がんが1位、胃がんが4位となっており、大腸がんでの死亡が多いことがわかります。
大腸がんはポリープが成長して発症することが知られています。ポリープには腫瘍性ポリープと過形成ポリープがあります。大腸がんの9割が腫瘍性ポリープ(腺腫)が数年をかけて大きくなりがんに移行するものです。また過形成ポリープでも10mmを超えるとがん発症のリスクが高まるといわれています。
大腸がん発症にはカロリーの過剰摂取、飲酒、喫煙、家族歴、50歳以上の加齢が関与します。
便潜血が陽性の場合、 大腸カメラで3,4割にポリープが見つかります。 便潜血検査2回法の陽性率は約5%で、そのうち約2%に大腸がんが見つかっています。 進行がんで85.6%, 早期がんで61.3%の診断率です。40代からポリープは発生し、大腸カメラを施行すると全体の2、3割の方にポリープが見つかっています。サイズの小さいものは経過を見ますが、多くの場合ポリープは切除され大腸がんの9割以上の予防が期待されます。
大腸カメラの検査中は麻酔で寝ていただきますので、苦痛を感じることはありません。30分ほどで終了します。
40代になったら便潜血が陽性でなくても一度は大腸カメラをお受けになることをおすすめしたいと思います。

70歳以上の方はリカバリー室の確保が出来ない為大腸内視鏡検査はお受けすることは出来ませんので予めご承知おきください。