東京人間ドックの新型コロナウィルス感染症対策

東京人間ドックの基本姿勢

新型コロナウイルス感染症対策としていわゆる「3密」(密閉・密集・密接)を避けることとされています。健診施設は、3つの密のそれぞれを可能な限り回避することにより、受診環境の確保に努める必要があります。東京人間ドッククリニックでは感染対策の独自の取り組みをしております。

  • 一般診療をしておらず人間ドックに特化したクリニックです。感染症の患者さんの来院はありません。
  • 「多人数・集団形式」の施設と異なり、1時間に2名の受付の「少人数・個別形式」の施設であるため、同じ空間での滞在を避けられます。
  • 待合室は広くソーシャルディスタンスを確保できます。また、受診者以外の付き添いはご遠慮いただいております。
  • がん専門の消化器外科医が全ての検査を施行する他、独自のノウハウによって、平均滞在時間70分程度と診療時間の大幅な短縮を実現しております。
  • ビルイン施設でなく、独立建物内の施設で窓を開放する他、常時換気も行っており、密閉空間を避けております。
  • 経鼻での胃カメラは鼻の処置の際に咳やくしゃみを誘発しやすいため、鎮静剤を用い経口法により行います。

東京人間ドックの胃カメラ

東京人間ドッククリニックでは、新型コロナウィルス感染症も踏まえ、胃カメラを「安全に、楽に、すぐに」受けて頂けるよう、以下の取組を行っております。

●Safety(安全に)

  • 経鼻での胃カメラは鼻の処置の際に咳やくしゃみを誘発しやすいため、鎮静剤を用い経口法により行います。
  • 内視鏡検査を行う医師・看護師は、使い捨ての防護着を着用し、外科用マスクとフェイスシールドを装着致します。
  • 検査室の窓およびドアは常時開放し換気に努めます。1検査ごとに検査台のシートとガウンは取り換え、機材・検査台の消毒を徹底致します。

●Comfortable(楽に)

  • 鎮静剤により5〜10分程、ウトウトと軽く眠った状態で内視鏡検査が受けられるため、目覚めた時には検査は終わった状態です。苦痛を感じることはほぼありません。
  • 胃カメラと併せ大腸カメラも受けて頂く場合、連続して検査をするため、麻酔が効いたままの状態で大腸がん・ポリーブ等の診断も一度に行う事が出来ます。

●Immediately(すぐに)

  • 長年の経験がある消化器内視鏡の専門医が常勤しており、前日・当日でも予約を入れられる時があります。お急ぎの方はお電話でご連絡下さい

受診を見合わせる要件

以下の方は受診をお控えいただきますようお願いいたします。前日、当日でもご不安な点がありましたらご連絡ください。
(当日の状態によっては来院されても検査を受けられない場合があります。)

  • 発熱、咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐などの症状のある方
  • 体調を崩されている方

受診に際して、受診者にお願いする事項

  • 健診中は各自マスクを着用していただきます。
  • マスク不足が深刻な折、マスクは受診者ご自身で用意してください。万一、マスクがない場合は健診施設にご相談ください。
  • 入口等にアルコール消毒液を用意しますので、受診者には健診施設への入館(室)時と退館(室)時のほか、健診中も適宜手指消毒をお願いします。アルコールを使えない方には、界面活性剤配合のハンドソープ等により手洗いをお願いします。
  • 健診が終了しましたら、最後に入口等に用意しているアルコール消毒液で手指消毒をお願いします。
  • 健診中は換気を定期的に行うため、外気温が低い季節では室温が下がるため、カーディガン等羽織るものを事前に手元にご用意ください。
  • 受付時間を守り、密集・密接を防ぐことにご協力をお願いします。
  • 施設入口等で、非接触型体温計等で体温を実測いたします。

その他当クリニックの感染対策

受診環境の確保

  • 受診者、健診施設職員(以下「職員」という。)相互の安全確保のため、健診の遂行上、特に必要のある場合を除き、健診会場ではマスク(サージカルマスク、布マスク等)着用を原則とします。
  • マスク不足が深刻な折、受診者のマスクは原則として受診者に用意してもらいます。マスク着用がない場合は健診を受診できません。万一、マスクがない場合は健診施設にご相談ください。
  • 健診受付後、速やかに問診、体温測定を行い、受診者の健康状態を確認します。
  • 発熱があるなど健診受診者として不適当と判断した場合は、受診者に説明した上で、後日、体調が回復してからの受診とします。
  • 「密集・密接」を避けるため、受診者間の距離を確保するとともに、健診に要する時間を可能な限り短縮します。
  • 受診者と職員が対面で話す際は、適切な距離を確保するよう配慮をします。
  • 室内の換気は、1時間に2回以上定期的に窓やドアを開けるなどして行います。
  • 職員は、アルコ-ル消毒液等により入念に手指の消毒を励行します。
  • ロッカールーム、トイレ、ドアノブ、階段手摺、エレベータ呼びボタン、エレベータ内部のボタン等受診者が触れる箇所を、定期的にアルコール消毒液又は次亜塩素酸ナトリウム消毒液により清拭し環境衛生に努めます。

職員が感染源とならないための配慮

  • 職員は毎朝出勤前に体温測定し、発熱等の症状を認めるときには職場に電話連絡し、医療機関を受診します。管理者は、毎朝職員の体温測定結果と体調を確認・記録し、異常を認めた場合は出勤を停止します。
  • 過去に発熱が認められた場合、解熱後24時間以上が経過し、呼吸器症状等が改善傾向となるまでは出勤を停止します。(インフルエンザ等の発熱の原因が診断された場合は、各疾患の規定に従います。)このような状況が解消した場合であっても、管理者は引き続き当該職員の健康状態に留意します。
  • すべての職員はマスクを着用するとともに、手洗い又はアルコール消毒液等による手指消毒を徹底して行います。
  • 職員休憩室やロッカー室の什器等においても定期的な消毒を行い、職員間で感染が起こらないように努めます。
  • 職員に新型コロナウイルス感染者が発生した場合は、管理者は保健所等の指示に基づき、直ちに万全の対応を行います。
  • 新型コロナウイルス感染症に罹患し、治療した職員は、保健所等の指導に基づき、出勤を再開します。

緊急時の対応

  • 胸部エックス線検査で新型コロナウイルス肺炎を疑う所見が認められた場合は、直ちに当該受診者に説明し、その後の健診を中止します。
  • 当該受診者の移動経路について接触部位の消毒を直ちに行い、関与した職員の接触状況を調査します。
  • 当該受診者と接触した可能性のある職員は一旦、自宅待機措置とし、当該受診者が新型コロナウイルス肺炎の可能性が低いと判断された場合は復職し、新型コロナウイルス感染症と確認された場合は、保健所等の指示に基づき対応します。

健康診断項目ごとの留意事項

  1. 問診、診察、説明、保健指導・診察の前後で必ずアルコール消毒液等で手指消毒を励行します。
    • 聴診器、接触式体温計、診察室の什器等について、受診者毎にアルコール消毒液又は次亜塩素酸ナトリウム消毒液で清拭します。
    • 結果説明、保健指導等の実施に当たっては適切な距離を確保する、あるいはパーティションを設けるよう配慮します。また、説明資料等を工夫するなどし、結果説明、保健指導の効率化を図ります
  2. 身体計測、生理機能検査・身体計測、生理機能検査に使用する機器で受診者の手や顔等が触れる部分については、使用ごとにアルコール消毒液で清拭します。
  3. X線撮影・受診者が触れる箇所を検査毎にアルコール消毒液又は次亜塩素酸ナトリウム消毒液で清拭します。
  4. 内視鏡検査・日本消化器内視鏡学会の指針を尊重し、実施する場合には感染予防策を徹底します。
  5. その他の生体検査機器・受診者の体が触れる部分は、受診者毎にアルコール消毒液又は次亜塩素酸ナトリウム消毒液で清拭します。